基礎練習として「16分音符を1時間叩き続ける」という練習をしてみました。
まあ意味がないような気もしますが、そういえばやったことがないなあと思ってやってみた、という感じです。
譜面としてはこんな感じ。
16分音符をシングルストロークで叩くという基本中の基本の練習です。足も一応つけて、バスドラムを4分で2,4拍にはハイハットも踏むと。テンポは100で。
何かすごい発見などはなかったんですけど、気がついたことがあるのでここで書いていきます。
1時間叩き続ける練習の狙い
1時間叩き続けるって意味あるのか謎ですが、一応ぼくなりに狙いがあっての練習です。
大きな狙いは、適切に脱力できているのかチェックするということです。
変に力が入っていては長時間叩くことはできないはず。ということで叩き続ける過程で自分の問題点が見つかるんじゃないかなという狙いがあります。
あとは、もっと良い体の使い方が見つかるんじゃないかなと。
なので色々試しながらやる必要はあるんですが、まずは今現在の自分のフォーム崩さずにやってみて、それでダメなら考えてみようという感じです。
ちなみに、今ぼくがやっているフォームというのはモーラー奏法をマネ(教わったことがないのでできているかは謎)して、でんでん太鼓のイメージで、背骨を揺らした連動で腕も動いているというようなフォームです。指とか手首とかは補助としてそれほど意識せず、胴体を揺らした結果、腕が動いているイメージ。
練習前の予想
この練習をやる前、1時間は案外ラクにできるんじゃないかと予想していました。普通に練習していて、テンポ100の16分音符なんて体が疲れないので延々にできる感じがしますし。
その上で疲れるとしたらお尻かなと。単純に、同じ姿勢で座っていることに疲れちゃうんじゃないかと思っていました。坐骨がちょっと痛くなりそうだなと。
その場合はどうしようもないので、やめようかなという風に思っていました。
経過報告
この練習、失敗したのが時計を見ずに始めてしまったことなんですよね。スマホのタイマーをセットしてスマホのメトロノームを鳴らしてやったので、タイムリミットがわからない状態で始めちゃいました。
なので、いつ終わるかわからない状況で1時間叩き続けることに。これは結構精神的にキツかったです。
というわけで◯分くらいでこうなった、というのは正確じゃないんですが、ここでは経過を書いていきます。
開始10分くらい、早くも背中がじわじわと疲れてきました。ほんのちょっとなんですが、この時点でだるくなってくるのは予想外で、1時間もつかなーという不安が。
その後右手の上腕二頭筋(力こぶのところ)の肩側の付け根の部分がじんわりと痛くなってきました。まあ大丈夫かなという感じでしたが、ドラムの練習でも普段でも感じたことのない痛み(まあ痛みというほどではないかも)でした。
上腕の違和感は良くもならず悪くもならず、その後40分後くらいから右肩が痛くなってきました。鎖骨の上の辺りの筋肉ですかね。で、時間が経つにつれて痛みは増してきました。これも上腕同様、これまで感じたことのない痛み。
この練習を中断したいくらいの痛みになってきたので、体の向きを変えてみたり、叩く位置を変えたり(12インチの練習パッドの端と端程度ですが)するとその痛みはスッと消えました。
が、また元の位置に戻るとじんわり痛い。なんとか騙し騙しやっているうちに1時間が経過しました。
やっている最中はこの肩の痛みが心配で、筋肉痛になっちゃうのかなと思っていましたが、やめるとすぐに痛みはなくなりました。だるさが残っただけでした。
今回の練習では、いつもぼくが練習で使っているものを使いました。重くてぶっといスティックと、比較的リバウンドが少なめの練習パッドという組み合わせです。
硬いゴムのリバウンドの強いパッドで軽いスティックなら、また違ったものが見えてくるかもしれないですね。
シングルストロークで16分音符を1時間叩き続けてみた結果
さて、この練習でわかったことは
- 右手の動きが良くない
- 姿勢が良くない
- 左手は大丈夫
- 同じ筋肉を使うのがツライ
ということでした。
右手の動きが良くない
右手は2箇所の痛みがあったので、何かしら見直さないといけないことがあるなあと思いました。ただ具体的にはどうすれば良いかまだ謎です。
姿勢が良くない
この練習で、背中が一番先に痛くなったんですよね。強い痛みじゃないですが、あんまり良くはないなと。
原因としてはやっぱり猫背で前傾姿勢になってしまっていることだなと思っています。頭は人体で一番重い部分らしいので、正しい位置に持っていかないと体に負荷がかかってしまうんですね。
左手は大丈夫
意外だったのは左手には全くなんの痛みもなかったということです。ぼくはどちらかというとこの左手に改善点があるはずと思っていたんですが。
というのも左手はレギュラーグリップを使っていて、これはyoutube動画などを参考にして独学で始めたことなので、ちょっと自信がないんですよね。まだ安定感もないし。
右手が主動だから左手は痛くならなかったのか、左手がちゃんとできているのかは謎です。
同じ筋肉を使うのがツライ
この練習で印象的だったのが、ちょっと叩く場所を変えるだけでも、溜まってきただるさや痛みが取れるということ。
つまり、違う筋肉を使うことで十分休まるということですね。
なので、今回のような16分音符を同じ場所(スネアの位置)で叩き続けるよりも、タム回しなど動きのある練習なら使う筋肉がその都度変わって、1時間は割と余裕でできるのかもしれません。
1時間叩き続ける練習を終えて
というわけで「1時間ぶっ通しで叩き続ける」という何やらエクストリーム感のある練習をしてみましたが、やってよかったなあと思っています。
少なくとも1時間は叩き続けられるフォームをしているということがわかったので、自分のフォームがそれほど間違っていないという自信につながりました。
ついでにこの練習をやった次の日に、今度は左スタートでテンポ110で、また1時間シングルストロークを叩き続けてみたんですが、やはり50分くらい経つと右肩あたりが痛み始めました。左手は問題なし。
ということで右手主動だから右手が痛くなったわけじゃなく、右手の動きが肩に負荷のかかる動きをしてしまっているということですね。
こうやって身分の中で突き詰めて考えていけるので、「叩き続ける」という練習は案外良いのかもしれません。
まあでも、1時間だと時間がかかるから、叩き続ける練習は10分ぐらいがベストかな。。
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