バスドラのダブルが出来ないから、手のダブルストロークを参考にしてみる

皆さんはバスドラムのダブルストロークはできますか?
ぼくは自分で「できる」と言い切れるほどはできません。フットテクニックはずっと苦手な分野です。。。

苦手なので色々と悩み考えているわけですが、ここでは、手のタブルストロークのやり方を参考にしてバスドラのダブルストロークを考えていきたいと思います。

手のダブルストロークとバスドラのダブルストローク

同じダブルストロークでも、手でやるのと足でやるのは全然違う感じがしますよね。使う楽器もスティックとペダルで扱いも違います。

でも、人間の腕と脚、手と足のつくりはそんなに違っているとも思えません。

ダブルでやることは一つの動作で2回音を鳴らすだけ。ならば手も足も同じ考え方、同じ方法でできるんじゃないかと仮定してみましょう。

そのために、まずは手と足、それぞれオーソドックスなダブルの動きはどうなっているのか。一旦整理してみたいと思います。

手のダブルストローク

スティックコントロールでのダブルストロークは、オーソドックスなやり方としては腕全体の動きで1打、そのリバウンドを拾って指でかえして2打目、という方法です。

これは動きとしては割と簡単ですぐにできるようになるんですが、2打の粒をきちんと揃えるとなると難しいんですよね。どうしても腕全体を使った1打目の方が音量が出てしまいます。

バスドラのダブルストローク

一方、バスドラムのダブルスロークはどうでしょう。オーソドックスなものはスライド奏法やアップダウン奏法がありますね。

フットボードの手前を踏んで1打、前方向に足をスライドさせて2打というスライド奏法も、かかとを上げた形で1打、かかとを下げて2打というアップダウン奏法も、2打目に脚全体の重みがかかるので2打目の方が自然と音量が上がります。

手と足の違いは?

さて、ここからわかることは、両方とも2打のうち体重が乗る方が音量が大きくなるということです。つまり、

手のダブルストローク→1打目が大きくなりがち
脚のダブルストローク→2打目が大きくなりがち

ということですね。

スティックコントロールのダブルストロークは1発目に腕の重みが乗っている動き、バスドラのダブルストロークでは2発目に足の重みが乗る動きになっていて、動きとしては逆のことをしているのです。

バスドラムのダブルが難しい理由

ここでちょっと横道に逸れて、手のダブルストロークの練習方法を思い出してみます。

手のダブルで2発の粒を揃えるために、あえて2発目にアクセントをつけるという練習方法がありますよね。

このダブルは意外と難しくて普通のダブルよりもスピードが上がりにくいです。速い音符を扱う上で、2発目を意識するということが難しいとぼくには感じられます。

このダブルの練習法は2打目にアクセントということで、バスドラのダブルストロークとアクセントの位置は同じということになります。

手のダブルが2発目にアクセントを入れるとスピードを上げるのが難しいのだから、足ならもっと難しいだろうと思うわけです。手よりも不器用な足で、手よりも難しいことをやっている!かもしれないのです。

とりあえずここからわかることは、一度の動きで2発の音を鳴らす時、アクセントを1打目に入れることは簡単で、2打目に入れることは難しい、ということになるんじゃないかなと思います。

手でやっていることをバスドラのダブルに持ってくる

じゃあスティックコントロールのダブルでやっていることを足に持ってこればいいじゃん!これで解決だ!というわけでやってみます。

手でやっていることを足に、ということで

1打目は腕全体→脚全体
2打目はリバウンドを指ではじきかえす→リバウンドを指、は使えないので足首でかえす

やってみるとこうなります

動きとしてはダウンアップという感じになりますね。オープンで1打目を打ち、うまくリバウンドさせて2打目は足首を返します。跳ねさせて弾き返す。手のダブルと動きのイメージは同じです。

この奏法は、手のダブルスロトークと一緒で「なんとなくできるような気がする」というレベルまではすぐにいけます。スピードもすぐに上げることができます。

まとめ:迷った時は手を参考にする!

いかがでしたか?

今回はバスドラのダブルが出来ないから、手のダブルストロークを参考にしてバスドラダブルのやり方を考えてみました。手のダブルがある程度できていれば、動きのイメージはかなり掴みやすいはずです。

ぼくがドラムを教わった経験では、バスドラのダブルとなるとスライド奏法やアップダウン奏法など、急に奏法の話になった記憶があります。そこでぼくは奏法にとらわれてしまったような気がしています。

バスドラムの奏法にとらわれてしまったり迷ったりした時は、手の動きを参考にしてみるのもいいじゃないかと思います。

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