シングルチェーンのフットペダルをベルトドライブに改造【アコースティック音楽にオススメ】

楽器・器材

ふと思い立って、手持ちのYAMAHAのシングルチェーンのフットペダル(FP7210)をベルトドライブに改造してみました。

改造といっても所要時間10分くらいの簡単楽チンな即席品です。
これが案外よかったのでご紹介!

チェーンをパラコードに変える

まず完成品はこちら、

わかりますかね?
改造したとか言ってますけど要するに
ペダルのチェーンをヒモに変えただけであります。

なので、チェーンドライブをベルトドライブに改造というか、チェーンドライブをヒモドライブに変えたというわけです。

ここで使ったヒモというのはパラコードというやつでして、アウトドアなどに使われる多目的なもの。パラコードとはパラシュートコードの略称らしいですね。加工しやすくてまあまあ丈夫そうなヒモです。

ぼくはこれとは別件で「スニーカーの靴ひもを黒にしたいなー」と思って昔に買ったやつがいまだにありまして、それを今回使いました。パラコードはAmazonとかで1000円程度で買えるので安いし、持っていると何かと便利なのでオススメです。

というわけでこのパラコードをチェーンの代わりにしました。ちょうど良い長さの輪っかを作って、それをチェーンと入れ替えただけです。チェーンを止めてあったボルトをそのまま使いました。

これは本当に思いつきで作った即席品なので、作りながらすでに改善点がいくつかあって、、

ひとつは固定部分。この状態でもしっかり締めれば外れることはないと思いますが、パラコードをより安定して引っかけておくためにワッシャーをもう少し大きめにした方が良いですね。チェーン用の小さなワッシャーでは現状ではちょっと不安です。

あとは強度の部分ですね。パラコードがどれくらい丈夫なのかわかりませんが、これだとちょっと不安なので、パラコードを編み込んだりしてロープ状にした方が安心感があるかも。

音が劇的に変わった!

ヒモドライブを作ってみてよかったのが、音が劇的に変わったこと。パワー感がなくなって音が軽く柔らかくなりました。

アクションもかなり軽くなりました。若干反応が鈍くなった気がするんですけど、まあ慣れれば問題なさそうです。

もともとチェーンドライブとベルトドライブでは音が違います。チェーンはパワー感があり、ベルトは軽い音になりますよね。

その定石通りなったんですが、今回のヒモドライブはベルトドライブよりもさらに軽く柔らかい音が出せるようになった気がします。

パワー感でいうと
ダブルチェーン>シングルチェーン>ベルト>ヒモ
という順なイメージです。

今回使ったヤマハのペダルは、シングルチェーンでアンダープレートもないプレーンなペダルで、そもそも軽く柔らかい音が出るペダルだったわけですが、さらに柔らかい方向に進化した感じです。

というわけで小音量で暖かな音が要求されるアコースティックな音楽にはめちゃくちゃ合うペダルになりました。あとは小口径のバスドラムにも合うかもしれないですね。小口径バスドラムはアタックが強めになりがちなので、そこをほどよく中和してくれるかも。

アコースティックな音楽に合わせるために、スティックをロッドとかブラシに持ち替えるように、ペダルはビーターを変えるということがありますよね。そこにさらなる選択肢の一つとしてヒモドライブもありなんじゃないかなと。

今回このペダルを作ってみて、ビーターを変えるよりドライブ方式を変えたほうが大きな変化があると感じました。

おわりに*ヒモドライブを作ってみて

ヒモドライブの音の変化は期待以上でした。

このペダルは自宅練習用として使っていてメインじゃないんですけど、もしかしたらメインペダルとして使うようになるかもしれないと思うくらい良い感じになりました。

ただ、正直なところ、市販のベルトを買ったようが良いと思います。やっぱりヒモドライブは安定性と耐久性に不安があります。

が、シングルチェーンのペダルってベルトに交換できないですよね。シングルチェーンの溝はベルトの横幅と合わないはずなので。(まあ無理やり行けそうだけど)

ということでのヒモドライブな訳です。手持ちのシングルチェーンのペダルをベルトに変えたい!という人は試す価値ありだと思います。

耐久性と安定性はこれから使ってみて、またこのブログで報告したいと思います。

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